E-5
なぜ、このサイトを立ち上げたかというと、E-5を買ったからである。2005年にE-1を買って、次に出たE-3にいまひとつ食指が動かず、その内とおもっている間に、E-5になってしまった。E-5にはイノベーションというものはなく、地道な改善の集合体と言えるもので、市場への訴求力には欠けている。高いか安いかといえば、他メーカーと比べて高いと言わざるを得ない。一年前の発売であれば妥当であったろう。フラグシップであるE-5のリリースが、満を持してのと言い切れないところが歯がゆい。
かといって、問題のあるカメラかと言えば、そうではない。画素数としては、十分だ。個人的には、600画素あれば十分だと思っている。ローパスフィルターの軽減は、面白いアプローチだ。ライカはM8,M9とローパスフィルターを外しているが、今後は、ローパスフィルターの扱いがトレンドになってくるように思う。いっそのことFAVONを採用してくれてもいいのにとも考えている。
Four Thirds
オリンパスが銀塩の一眼レフから撤退して、2003年、新しく発表したEシステムで採用されたマウント。センサーサイズを新しく定義して、APSより小さいサイズのイメージャを使用した。
レンズが小さくできるとのことであったが、確かに望遠は小さくなったが、広角は著しく小さくなったようには思えない。レンズの設計も贅沢にしすぎているところも有るのだろう。レンズは小さくなるという振れ込みが、どうもカメラ本体も小さくなるようにとられたのか、他のカメラと比べて小さくなっていないという指摘がある。小さく出来ない理由の一つは、ミラーボックスだろう。銀塩のPENの時も、一眼レフタイプの構想が有ったようだが、ミラーボックスの関係でどうしても実現できなかったようだ。